TDSS rootkit を削除するには

TDSS Rootkit または TDSS は、マルウェアと一緒に機能するようデザインされたトロイの木馬です。このルートキットはシステム内に入り込むと、他の脅威をダウンロードして実行させ、煩わしい広告で被害者のブラウズを妨害したり、セキュリティツールやその他のプログラムを使えなくしたりします。これはAlureon、TDL3、TDL4 のような複数の名前でも知られており、今日あるルートキットの中でも最も高度で攻撃的なもののひとつです。

完全に煩わしい感染源のひとつとしてデザインされているように、TDSS 感染は目に見えないように潜み続け、同時にその他多くのマルウェアをシステム内に入り込ませます。全うなマルウェア対策プログラムまたはWindows によって気づかれずに潜んでいる間にも、ユーザー(被害者)はこの感染がシステム内に入り込んだときに通常現れる兆候に注意を払っておくべきです。このような兆候のひとつは、ユーザーが訪問したいとウェブサイトではなく他のウェブサイト(主に商業的なページ)へとリダイレクトさせられるGoogle リダイレクトです。ここで推進されている製品に騙されないようにしましょう。このようなウェブサイトの大部分は完全に悪意あるウェブサイトです。既に述べた通り、TDSS は実行を許可しないプログラムの大規模なリストを有しているため、ウイルス対策やスパイウェア対策のようなあらゆるプログラムを開始できないようにします。また、TDSS トロイの木馬がシステムから取り除かれることから自身を保護するために、ざまざまなウェブサイトへもアクセスができなくなります。

TDSS は通常、自分たちのファイルに通常のドライバ名を使います。場合によってはオリジナルの不特定なドライバが、このルートキットによって取り換えられ、不正なものがインストールされます。より古いバージョンは、「Tdssserv.sys」または以下に記載されたもののような所定の名前を使っていました。 ほとんどの場合、ルートキットが検出されたりリストに記されたりすることから自身を保護するため、このようなファイルが実行されているのを目にすることはありません。取り除かれることを防ぐため、TDSS ウイルスは、コンピュータの起動時に最初に読み込まれるハードディスク部分であるMBR レコード (ディスクの先頭セクタ) を感染させることもあります。こうなった場合には、Windows ブートCDまたは以下のようなツールを使って修復することができます。

ご覧いただける通り、TDSS はお使いのコンピュータにおける深刻な問題です。検出したらすぐに駆除しなければなりません。お使いのコンピュータでこのトロイの木馬に気づいたら、以下のガイドに従ってTDSS をコンピュータから取り除いてください。

TDSS ルートキット感染を取り除く方法:

1. KasperskyLabs からTDSSKiller をダウンロードする;
2. 「TDSSKiller.exe」アイコンをクリックし「xxx.com」に名前を変更する (ウイルスが[.com]をブロックするすることは見出されていない);
3. プログラムを起動する: アイコンをダブルクリックして「実行」を選択する;
4. TDSSKiller がTDSS 感染を見つけ出し駆除するはずです。最後に「今すぐ再起動」ボタンをクリックしてコンピュータを再起動させ、駆除操作を終了する。

専用のTdss 対策ツールは、この他にも当社のルートキット対策ツールの項目で見つけることができます。しかしTDSS Killer が32 ビットおよび 64 ビットの両方のWindows システムにおいて最もよく作動します。その他のアプローチは起動可能スキャナCDの使用ですが、この操作はやや厄介です。このようなプログラムはCDやUBSドライバから起動され、TDSSおよび他のパラサイトに対してスキャンします。

さらに通常のウイルス対策およびマルウェア対策プログラムを実行して、TDSS ルートキットによってダウンロードされている可能性のある他のマルウェアがシステムに潜んでいないかをチェックすることも重要です。Spyhunterや hitman はTDSS ルートキットの少なくとも数バージョンを駆除することで知られており、Malwarebytes Anti-Malware は現時点では少々の問題がありますがほとんどのトロイの木馬は取り除くことができます。

TDSS ルートキットはTDSS killer または他のOS スキャナを使ってでも取り除かれない場合もあるかもしれません。そのようなケースは稀で、別のOSスキャナを使うと問題が解決されることがあります。

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