Google Chrome クリティカルエラー詐欺 を削除するには

Google Chrome クリティカルエラーの赤い画面は最新のテクニカルサポート詐欺のひとつで、ハッカーがユーザーの個人ログイン情報や銀行情報にアクセスしようとしていると主張する。Firewall (ファイアーボール)はこの疑わしい接続をブロックすることができたと示されている。それでもユーザーは、銀行口座やその他の個人情報に関して自分できちんと把握しておくことが望ましい。

このGoogle Chrome クリティカルエラーの赤い画面にはこれが緊急を示す問題であるかのように書かれているが、それを真に受けるべきではないと考える。先述した通り、このポップアップはテクニカルサポート詐欺の例としてぴったりだ(Microsoft: Tech support scams rose by 24% in 2017, costing some victims thousands of dollars)。ご存知かもしれないが、我々はユーザーを欺こうとする数多くの似たような試みを既に検出している: Chrome セキュリティ警告、Windows Firewall 警告アラートなどもその例である。

Google Chrome クリティカルエラーの赤い画面はユーザーの銀行口座情報を盗んだり、有害なコンピュータウイルスで感染させるようデザインされている

ソーシャルエンジニアリング詐欺に対する最善の防御はそれに気づくこと。Google Chrome クリティカルエラー詐欺において最初に目を引く詳細のひとつは、人々がヘルプラインを介して技術者に連絡するよう勧められていることだ。評判のいい企業がそのような指示を示すことはない。表示されるヘルプラインによって潜在的な被害ユーザーがサイバー犯罪者に接触することを可能にする。さらにGoogle Chrome クリティカルエラーの赤い画面は所有権を示す兆候がない。したがって信用性における疑惑は益々高くなる。

Google Chrome クリティカルエラー詐欺は、2018年に非常に活発になっている。多数のユーザーがブラウジング中にこの偽ポップアップを目にすると報告し、このメッセージは正当なものなのか、事態を深刻に受け取るべきなのかどうか混乱していると訴えた。(Symantecのセキュリティ研究者) を始めその他の企業の研究者が、and other companies have taken their time to inform users that Google Chrome クリティカルエラーメッセージは詐欺的な通知に過ぎないことをユーザーに知らせようと奮闘しており、+1 (800) 806-9812という推奨された電話番号に問い合わせをしないよう願っている。

この番号を呼び出すことで、Microsoftのようなあらゆるセキュリティ企業の関係者であると主張する詐欺師へと紹介される。しかしこのトリックに騙されてはいけない。自称専門家は多くのことを求めてくるだろうが、彼らが主に関心があるのはコンピュータへの遠隔アクセスとユーザーの個人情報だ。Google Chrome クリティカルエラー詐欺の管理者は侵害されたコンピュータが持つ問題を全て修正すると約束するかもしれない。しかしこれは人々がこの自称専門家に遠隔アクセスを許可した場合のみ可能だと言う。 こうしてウイルスの駆除を助ける代わりに、オペレーティングシステムにトロイの木馬、ランサムウェア、またはその他の種類のマルウェアを送り込む可能性がある (The technical support scam and how to avoid it)。

Google Chrome クリティカルエラー詐欺の裏にあるもうひとつの理由はシンプル: ユーザーの銀行口座情報だ。詐欺師たちはユーザーが銀行情報を明らかにする必要があると主張する場合がある。この場合、提供しているサービスの価格をかなり吊り上げている可能性がある。何百ドルも請求する詐欺師もいるかもしれない。言うまでもなく、見知らぬ人に、特に電話越しにお金を請求する人にはお金に関する情報を一切明かすべきではない。Google Chrome クリティカルエラー詐欺に晒された実際の人々のレビューを見て頂きたい:

「『Google Chrome クリティカルエラー』と表示されるこの赤い画面がChromeを使っているときに何度も現れる! ウェブサイトに関係なく起こる。安全だと思っていたEbay.com上にも現れたわ。本当に煩わしいし、どうしてWINDOWS DEFENDERが何の検知もしないのだろう???」

「1時間程前、Chromeの記事を読んでいる最中に手が滑ってエンターテインメントの記事をクリックしてしまいました。そのほぼ直後にGoogle Chrome クリティカルエラー画面を表示する赤い四角が現れて、855-247-2962という電場番号が書かれていました。」

「今日Google Chromeを開いたら赤い画面が表示されて、下のようなテキストが書かれていました:

このメッセージがどこから来たのか「ヘルプデスク」がどこなのかは示されていません。誰かこれを見たことある人いますか？詳細がわからない限りこの番号に電話をかけるつもりはない。Norton Power Eraser スキャンを実行したら、完了にエラーが見られましたがヘルプデスクの画面は表示されなくなりました。他に情報があれば教えて頂けると嬉しいです!」

Google Chrome クリティカルエラーの赤い画面が表示されるのは何故?

上記の報告から、疑わしいリンクをクリックした後にこの不正なメッセージが表示されるのを目にするようになった人もいるようだ。ランダムなウェブサイトにアクセスすると、マルウェアを含んでいるかもしれないコンテンツに頻繁にさらされる可能性がある。しかしながら、Google Chrome クリティカルエラー詐欺が画面上に現れる理由はこれだけではない。コンピュータが実際にマルウェアに感染している可能性もある。それでもメッセージに示された電話番号に連絡してもこの問題は解決しないことは保証できる。 Reimage またはSpyhunterのようなマルウェア対策ツールでシステムにスキャンを実行する必要があるだろう。これらのツールは悪意あるファイルを見つけ出して取り除く。

Automatic Malware removal tools