WebCake を削除するには

WebCake (ウェブケーキ)は、ユーザーのブラウズ体験を向上させるはずのアドウェアなのですが、実際にはお使いのシステムに多々の問題を生じさせます。最もお得なオファーやクーポン、また特定の製品やサービスの価格を比較するオプションも提供する、ユーザーにとって素晴らしいツールになるという主張をしていますが、便利なことよりも不便なことを多くもたらすのが実情です。このアプリケーションはユーザーの許可なしに侵入することがわかっており、この理由から潜在的に望ましくないプログラムの枠組みに入れられています。

WebCakeはたいてい、インターネットからの無料ダウンロードと一緒になってコンピュータへとインストールされ、Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chromeへ追加されます。このプログラムはマルウェアとは見なされず、システムに直接ダメージを与えることもありません。しかし、感染するかもしれないリスクを高め、一般にユーザーの作業を非常に妨げるような状況を作り出します。WebCakeはインターネットをブラウズする際、特に買い物サイトを訪問するときに、コンピュータ上に膨大な量の広告を表示します。基本的には、あらゆるディスカウントを提供したり、ユーザーの興味がありそうなアイテムに関するオファーを知らせたりというクーポン付きの広告を表示します。

多くの場合、プログラムはユーザーのホームページと検索プロバイダを許可なしにすり替えます。Webcakeがほかのハイジャッカーを伴わずにPCを感染した場合、Webcakeは自身の「検索エンジン」であるaka search.getwebcake.comを使用します。 しかしほとんどの場合は単独で侵入することは稀で、その他のパラサイトによってハイジャックされることが多いです。

もうひとつ覚えておくべきことは、WebCakeはユーザーの閲覧履歴をたどることができ、第三者に売買されるかもしれない情報にも手を伸ばすことができるということです。普通はこのようなデータはマーケティングを目的として使われます。お使いのコンピュータにおいてこのような形跡を発見したら、システムから直ちにWebCakeを削除する必要があることは疑う余地もありません。

「コントロールパネル」から「プログラムの追加/削除」のリストをチェックし、ここからアンインストールしてください。Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome のブラウザ拡張機能もチェックする必要があります。リストの中にWebCake が見られないときは、Spyhunterのようなマルウェア対策ツールを使ってコンピュータをスキャンすることをお勧めします。コンピュータからプログラムをアンインストールするだけでは検索プロバイダは変更されません。コンピュータ上に広告が表れるのを止めるだけです。ユーザーが手動で操作する必要があります。お使いのブラウザのタイプによって、以下の手順に従ってください:

Internet explorer:

1. 検索ボックス右側の矢印(→)をクリック;
2. 以下に従って: IE8-9 の場合は「検索プロバイダの管理」を選択し、IE7 の場合は「検索デフォルトの変更」をクリック;
3. リストからWebCakeを削除する。

Firefox :

1. URLバーに「about:config」を入力。設定ページが開きます;
2. 検索ボックスに「Keyword.url」と入力。右クリックでリセット;
3. 検索ボックスに「browser.search.defaultengine」と入力。右クリックでリセット;
4. 検索ボックスに「browser.search.selectedengine」と入力。右クリックでリセット;
5. 「browser.newtab.url」を検索。右クリックでリセット。これにより、新しいタブを開くたびに検索ページが起動しないことを確実にします。

Google Chrome:

1. ブラウザのツールバー上にある3本の横線アイコンをクリック;
2. 「設定」を選択;
3. 「基本設定」から「検索エンジンの管理」を選択;
4. リストから不要な検索エンジンを削除する;
5. 「設定」に戻る。「起動時」のところで「新しいタブページを開く」を選択(設定ページのリンクから望ましくないページを削除することもできます。

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