Web Shield を削除するには

Web Shield は、ユーザーからの許可を得ることもなく数多くの無料アプリケーションと束になってコンピュータへと侵入することで知られているアドウェアプログラムです。ユーザーのブラウジング体験を向上するツールであると紹介されていますが、本当のところはユーザーのブラウジング習慣に関する情報を集めようとし、そのデータに合わせて様々な商業ウェブサイトの宣伝を促進します。

Web Shield はInternet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome を含む全ての主要ブラウザに影響を与えます。システム内に入り込むと、ユーザーがネットをサーフする際、特にAmazon や Ebay のような買い物関係のウェブサイトを訪問したときにあらゆる広告を表示し始めます。メッセージには、ユーザーが最近閲覧していたアイテムの割引をほのめかすクーポンやお買い得情報が含まれています。かなり便利なサービスのように見えるかもしれませんが、Web Shield の広告が非常に押しつけがましく、ユーザーのブラウジングを妨げることに気づくまで時間はかからないでしょう。さらにこのアドウェアは、お使いのコンピュータにインストールされるとユーザーのブラウジング履歴や検索項目をスパイする可能性もあります。このような情報を辿ることはユーザーのプライバシーの侵害であり、ユーザーを他のマーケティング関連企画に巻き込むことになるのです。

Web Shield を回避するには、インターネットからダウンロードするものにさらなる注意を払うことが重要です。というのも、このようなアドウェアは通常、無料のメディアプレイヤーやPDFクリエイターと一緒になって入り込むからです。このアドウェアをインストールすることで知られているアプリケーションの中には、DVDX Player 3.2、Fast Free Converter、Youtube Downloader HD などがあります。新しくダウンロードするもののインストールのステップには必ず従い、「次へ」ボタンをクリックする前に、実際に何に同意をしているのかを確認するようにしてください。利用規約を読むこともそのアプリケーションをインストールすることによって正確には何をシステム内に取り込むことになるのかを知るのに役立ちます。

お使いのシステム上でWeb Shield の広告を見かけたらすぐにコンピュータから取り除きましょう。まずコントロールパネルからこのアドウェアに関連するもの全てを削除し、それからブラウザの設定を復元してください。以下にその操作方法が説明してあります。

Web Shield の手動削除方法

「コントロールパネル」を使って主要なWeb Shieldコンポーネントおよびインストーラを削除する方法

1. 「コントロールパネル」を開く。Windows XP/Vista/7 の場合、「起動」から「コントロールパネル」を開き、「プログラムの追加/削除」または「インストール」をクリック。Windows 8 の場合、検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、「プログラムのアンインストール」を探す。どちらの場合も、あなたがそのPCの管理者である確認が必要であることがあります。
2. プログラムのリスト上でWeb Shield および類似するアイテム、またはそのいずれかを探す。デフォルトではYontoo、WebCake、その他「節約」や「クーポン」などに関連するアイテムは削除するのがよい。Spyhunter または Stopzilla のようなマルウェア対策ツールでスキャンを行うと、どのプログラムを削除すべきかわかりやすい。
3. 「コントロールパネル」を閉じる。

Internet Explorer からWeb Shield を削除する方法

1. 歯車のアイコンを押し、「アドオンの管理」をクリックする。
2. ツールバーおよび拡張機能をチェックする。Web Shield およびGoogle、Microsoft、Yahoo、Oracle、Adobe製ではない、見知らぬアイテムは全て削除する。
3. 「オプション」を閉じる。

Firefox からWeb Shield を削除する

1. URLバーに「about:addons」を入力する。
2. 拡張機能およびアドオンリストに目を通し、Web Shield に関連するもの、および見覚えのないものは全て削除する。見知らぬ拡張機能やMozilla、Google、Microsoft、Oracle、Adobe製でないものはおそらく不要なので無効にするか削除する。
3. 任意で、Firefoxをリセット: Firefox から「ヘルプ」を開く。Help (OSXユーザーはメニュー上で「ヘルプ」) -> 「トラブルシューティング情報」から「Firefoxのリセット」をクリック。

Chrome からWeb Shield を削除する

1. URLバーに「about:addons」を入力する。
2. 拡張機能リストに目を通し、Web Shield やそれに類似するものはもちろん、不要なプログラムを削除する。不確かな場合は一時的に無効にすることもできる。
3. Chrome を再起動する。
4. 任意で、URLバーに「chrome://settings」を入力して「詳細設定を表示」をクリック。一番下までスクロールすると「ブラウザの設定をリセットする」でリセットできる。

注意:

1. ブラウザから取り除くことができない拡張機能を見つけたら、「コントロールパネル」から取り除くか、またはマルウェア対策プログラム(例: Spyhunter、malwarebytesのような)を使うか、プログラムインストローラ(例: RevoUninstaller)を使う必要があります。

Automatic Malware removal tools